泳げない人が多い?韓国の水泳事情
あんにょんはせよ。
日本在住の日韓夫婦、日本人妻 たっかんまりこです。
真冬に水泳事情とは…ちょっと寒々しいですが。
新婚旅行の写真を見ていたら思い出したエピソードがあったので、
今日は韓国の水泳事情とかわいい夫について書いてみようかと。
泳げない夫
韓国人夫のグンちゃんは泳げません。
正確には水に浮かぶこともできません。
最初この事実を知った時には不思議でなりませんでした。
グンちゃんは陸軍の通信兵として国防の義務(徴兵制)を務め上げました。
軍隊であんなに様々な厳しい訓練をしてきたのに、
いくら陸軍だって水に関する訓練ってやらないもんなのかなって。
でも実際、泳いだりなんだって訓練は何もなかったそうです。
新婚旅行での出来事
新婚旅行はフィリピンのマクタン島へ行きました。
フィリピンって初めて行ったんですけど、圧倒的に韓国人観光客が多いんですよね。
日本人より全然多かったです。
5日間の滞在で、2泊はクリムゾン・リゾート・アンド・スパ・マクタンに泊まり、
残りの3泊はパシフィック・クラブ・リゾートに滞在しました。
(どちらも素敵なホテルだったのでオススメです!)
クリムゾンのプールはそこまで深くなくて、
大人が足のつかないようなプールはなかったと記憶していますが、
パシフィッククラブのプールは結構深かったんですよね。
大人でも足がつかない場所があったりしました。
私も特に水泳が得意というわけではありませんが、
25mをクロールで泳ぐくらいはできます。
私がスイスイとちょっとでも深いところに行こうものなら、
グンちゃんは「怖い」を連発(笑)
「泳げない」と聞いたことはありましたが、
まさか浮かぶことすらできないとは思っていなかったので、
浮き輪なんかは日本から持って行ってなくて。
現地で借りました(笑)
ドーナツ柄の大きな浮き輪を肌身離さずなグンちゃん。
浮き輪をしてても足がつかないエリアに放置すると、
「助けて、ここ怖い、怖い!」騒ぐので、
もうおかしくて、かわいくて、しょうがなかったです。
インフィニティプールもあリました。
ここでも浮き輪を使おうとしたら…
インフィニティプールは風で飛ばされちゃう危険があるので、浮き輪などは禁止なんですって。
ここのプールは奥(海方向)に向かってだんだんと深くなっていましたが、
一番深いところでも、179cmのグンちゃんであればギリギリ足がついたので、
写真のように 淵までたどり着くことができました(笑)
ここで、韓国人の可愛らしい女の子たちが登場します。
女の子たちは浮き輪を持っていましたが、
私たち同様、スタッフに使用禁止だと注意を受けてました。
プールに入ってる私を見つけ、顔見て勘違いしたのか、
韓国語で「깊어요?(深いですか?)」と聞いてきました(笑)
奥が少しだけ深い旨を伝えると…
彼女たちはずっと怖がってプールの縁を掴んでいて、
「泳いでいる」というよりは「浸かっている」に近かったです(笑)
そして早々にプールから上がり、プールサイドでの写真撮影に明け暮れていました。
その様子を見て、本当に泳げない人多いんだなぁと。
泳げない人が多い理由
新婚旅行での話が長くなってしまいました、失礼。
そもそもなぜ泳げない人が多いのかというと、
それは…
韓国の学校には殆ど水泳の授業がないから。
(2014年以降、小学校3・4年生時に年間10時間のみ)
なので大人になっても泳げない人が多いんだとか。
日本は小中学校では水泳の授業がありますよね。
高校もプールがある学校の方が多いと思います。
日本の小学校のプール設置率は90%を超えるんだとか。
私の通っていた高校は水泳の授業が男女一緒で、すごく嫌で…。
サボりまくっていた私からすると、水泳の授業がないって羨ましい限りです。
韓国の習い事事情
日本では学校での授業の他にも習い事としても水泳は昔からポピュラーですよね。
最新の子供の習い事ランキングでも学習塾や英語、
必修化で注目されているプログラミングなどを抑え、水泳は1位です。
韓国では習い事としても水泳はメジャーではないんだとか。
施設が少ないこともあるようですが、
少し前のデータではありますが、下記の調査結果を見てみると…
学習塾を意味する「学院(ハゴン)」に週5日以上通う子供が半数以上。
これは水泳に限らず、忙しくてなかなか他の習い事をする時間があまりないというところでしょうか。
大変だ。
まとめ
2014年に起きた痛ましいセウォル号の沈没事故以来、
命を守る観点から水泳が注目されいることも耳にします。
この記事を書くにあたって調べてて私も初めて知ったのですが、
日本に水泳授業が普及したのも、水難事故がきっかけだったそうですね。
習い事や教育内容は時代と共に変化していきますからね。
韓国人に泳げない人が多いなんて話も、いつか昔話になるのかもしれませんね。
おまけ(プールサイドで三養ラーメン)
水泳とは関係ありませんが…新婚旅行の話しをもう少し。
マクタン島には韓国人観光客が多かったという話は前述しましたが、
だからなのかリゾート内には韓国のカップ麺が売ってました(笑)
海外旅行の日数が長くなると、母国の味が恋しくなる瞬間ってありますよね。
グンちゃんも我慢できずに買ってました。
プールサイドとサンミゲル(フィリピンの代表的なビール)と三養ラーメン…
なんとも異様なコントラストです(笑)
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